狭小地で愉しく豊かに暮らす(豊橋市)
狭小地で愉しく豊かに暮らす(豊橋市)
結婚してからご実家を譲り受けて暮らしていたY様は、ご夫婦と子ども3人の5人家族。
街なかの密集地に建つため、光や風が思うように入ってこない家でしたが、水回りの設備が悪くなってきて、成長してきた子どもたち3人にそれぞれの部屋をという話になり、当初は建て替えも検討しましたが、「両親が建ててくれた家を大切にしたい」という想いから、リノベーションを選択されました。
イトコーに依頼することになったきっかけは、「家づくりについて夫婦で意見が合わないことが多かったけれど、イトコーのモデルハウスは2人ともいいねって意見が一致した」ことだったそうです。
使いづらかった2間続きの和室が、明るく開放的なLDKに
1階の暗い台所と使いづらい2間続きの和室を明るくオープンなLDKに。
壁に囲まれていた階段をオープンなスリット階段にすることで、明るく、風通しのよいLDKに生まれ変りました。
子どもたちの勉強スペースにもなる、小上がりの畳コーナー
「休みの日はほぼ家族みんな、このリビングにいますよ。上のお兄ちゃんが中学2年生なので、たまに個室で集中して勉強していますが、このリビングの小上がりになった畳コーナーに腰かけてカウンターで宿題したりする子もいたりね。それぞれに個室をつくると、“部屋にこもる”なんて話もきくけど、我が家は自分で考えて使い分けているみたい」と奥様。
明るくオープンになった階段
もともとの階段は壁を取り払って壁際につくり直しましたが、2階の窓からの明かりや風も入ってくるようになり、このプランにして本当に良かったそう。
明るく使いやすくなったキッチン
奥様の理想を実現したキッチンは、収納と白いタイルの調理台にこだわり、収納するモノのサイズを測り、何度も打ち合わせを重ねて棚や台をつくったのだそう。
「最初は収納しきれるか心配でした。だいぶ捨てましたね。今もなるべくモノを買わないように、納まるだけにしています。このリノベーションのために一度引っ越しをしたんですが、それが良かったです。お金も時間もかかったし、生活しながらで大変でしたけど、持ち物を一旦リセット出来たのは本当によかったです。子どもたちにも必要なものだけにしてね、って言って片付けてもらいました」
街なかでもBBQができる、日除けのあるバルコニー
キャンプ好きのご主人のために、家でアウトドアを愉しめるバルコニーを計画。
外部コンセントや水道もつくりつけて、日除けができるようになったこの場所で、ホットプレートや炊飯器など持ち込んでBBQなどをして家族で愉しんでいるそうです。
その他にも、娘さんが友だちとホットケーキパティーをしたり、晩御飯で子どもたちが焼きそばを作ったりと大活躍しているそう。
今後はバルコニーの中にベンチ兼の収納を考えているのだとか。
外観ビフォーアフター
最後に奥様は「子どもとあと何年一緒に暮らせるかと考えると、子どもと心地よく一緒にいれる空間をつくりたかったんです。子どもも年齢的にお金がかかってくるタイミングだったし、このプランならそんな暮らしが出来るかなって、それが決め手になりました。 台所をLDKにしたことで子どもたちも進んで手伝いや調理をしてくれるようになって、そういうことを学ばせたかったので本当に良かったです。」と、にこやかに語って下さいました。
新しい仲間が加わりました
最近、ミニチュアダックスのメイちゃんが新しい家族に加わり、賑やかになったそうです。
リノベーション後の快適に暮らしを愉しまれている様子や日常の何気ない子どもとの時間を大切にされているお話を伺うと、仲の良い素敵なご家族の情景が想い浮かぶようでした。
私たちにとっても今後の励みになる嬉しい言葉をたくさんいただき、ありがたい取材となりました。