リノベーション・リフォームにまつわる様々な専門用語を、あいうえお順に解説。
ご購入時の知識としてお役立てください。
ハーフユニットとは、腰板までユニット製作で施工された浴室。腰上の仕上げを板張りなどに変更できるほか、天井高さの取れないところなどへも対応できる。
ハイカロリーバーナーとは、ガスコンロのうち一般的な発熱量の約2倍の能力をもつバーナーを設置した機種。ハイカロリーと言われるのは4000Kcalを超えた火力を指すものが多く、中には10000Kcal以上の機種もあります。
配置図とは、敷地内での建物の位置、方位、道路との関係などを示す図面。縮尺は1/100程度で外部の排水図を兼務して表示される場合があります。
端柄材とは、構造材に含まれない、比較的寸法の小さい部材のこと。間柱、まぐさ、窓台などを指す。
掃き出し窓とは、一般的には外部に人が出入りできる大型の窓で、窓の下枠は室内の床の高さと差がない窓。ただし、2階以上の階でバルコニーを設けた場合は、バルコニーの防水立ち上がりを確保するために、室内の床と窓の下枠に高低差(またぎこみ)が生じる場合がある。
白熱電球とは、フィラメントの熱の温度放射で可視光線を出す光源。ガラスバルプ内に封入されるガス(クリプトン、ハロゲンなど)によって特性が違う。
刷毛引き仕上とは、左官仕上げ塗り材をコテで押えたあと、硬化しないうちに表面を刷毛で荒し目を付ける仕上げ方法。
羽子板ボルトとは、木造の仕口部分が外力を受けたときに抜けないように、木材を連結する羽子板の形をしたボルト。
柱割りとは、平面の間取りに対して柱の位置を決めること。
白華現象とは、セメントの硬化過程で生成する水酸化カルシウムが水に溶け、空気や炭酸ガスと反応して不溶性の炭酸カルシウムとなったもの。タイルや石の場合、下地のモルタルが白華現象を起こし、タイルや石の表面に付着する。
鼻隠しとは、軒先で垂木(たるき)先端の小口を隠すために取り付ける横板。
幅木とは、壁と床の取り合い部に設ける部材。壁の保護と取り合い部の隙間ふさぎの役目をしています。
破風とは、垂木、母屋、桁の鼻(部材の先端部)を隠すために取り付ける板 若しくは 部位を言う。左右の破風が合わさったところは拝み(おがみ)と言います。
嵌め殺し窓とは、ガラスをはめこんで、採光だけを目的とした窓で開閉は出来ない窓。フィックス窓。
梁成とは、梁の上端から下端までのの寸法。
バイブレータとは、コンクリート打設時に、生コンクリートが隅々まで回るように振動をかける機械で、コンクリート中に差し込む棒状のもの、型枠に押し付ける板状のものがあります。
端太角とは、型枠の側面を固めるために使用する100mm角程度の角材。
ばりとは、コンクリートの角などにモルタルが針状や板上に飛び出した現象。仕上げの阻害となりますので、ヤスリなどで削る必要がある。
バリアフリー住宅とは、高齢者や体に障害のある人でも自立して暮らせるようにさまざまな工夫をした住宅。床や出入口の段差解消、廊下・出入口幅の確保、手すり設置、浴槽などの広さの確保、昇降しやすい階段の寸法・形状、将来介護が必要になった場合でも改造しやすい間取りなどの配慮した住宅。
パイプスペースとは、2階以上に水廻りを設ける場合に、給水や排水などの設備配管を通すスペース。木造で構造材を配管のために欠損させることを防止するためのスペース。平面図にはPS(パイプスペースの略語)と記載されています。
パンチングメタルとは、金属板に打ち抜き加工したもの。丸孔、長孔、ダイヤ、角孔、亀甲、装飾用孔などをあけたものと、バーリング孔と呼ばれる突起状の孔加工を施したものがある。。
パントリーとは、食品関係を収納する収納庫。一般的には台所に隣接または台所の一部に設けられることが多い。
ヒーター式床暖房とは、床内部に電気ヒーターを敷設して床表面を暖める方式で、ユニット化されたパネルを敷設する。
火打とは、木造で床組みや小屋組みの変形を防止するために設ける斜材。1階の床に設けるものを火打土台、2階などの床や小屋組に設けるものを火打梁と言う。最近では鋼製でできた既製品の火打金物を使うことも多くなってきた。
引込み戸とは、戸を壁の中や壁に沿って引き込むことのできる引戸。
引き違い窓とは、左右2枚のガラス障子をスライドして開閉する窓。どちら側を開くこともでき、換気・採光に有効です。
引戸とは、水平方向に動かすことで開閉する建具。
引張強度とは、材料が外部から引っ張られる力の強さの度合。
評価額とは、固定資産税評価額のこと。各市町村の固定資産課税台帳に登録された土地や建物の評価額。
表示登記とは、土地、建物の所在、地番、地目、地積、家屋番号、構造、床面積など、不動産の現状を明らかにするための登記。
表面波探査法とは、起震機により表面波を地中に送り、地中からの反射波を受信して地盤支持力を算出する地盤調査法。
広小舞とは、軒先の先端に取り付ける板状の部材。
ビニールクロスとは、壁装材でポリ塩化ビニールを主原料とする壁紙。素材の特性から、様々な色・柄・テクスチャーの商品があり、消臭や抗菌・汚れ防止など様々な機能をもったビニールクロスもあります。
PPMとは、化学物質の量を体積として示した単位で、空気の体積1000Lに対して100万分のいくつに当るかを示したものです。たとえば、ホルムアルデヒド0.01ppmとは、空気1000Lに対して0.01mLとなる。
ピポットヒンジとは、扉の上端と下端に取付け、上下軸を支点に開閉する金具。丁番と違い金物の見えがかりが小さくスマートに見えます。重量ドアに使用しても吊り下がりが少ないのが特徴。
ピンコロとは、正方形の石のことで、やや不整形。小舗石を指すこともある。
負圧とは、2つの圧力差のある空気に対して、圧力が低い空気の状態を負圧といい、高い場合を正圧と言います。空気は圧力の高い方から低い方へ流れます。
フィンガージョイントとは、木材の端部を、指と指を組み合わせたようにジグザグに切削加工して、相互にはめ込んで接着する接合方法。集成材に採用されている。
風圧力とは、風による建物に加わる水平力。建物の高さ、形状、地域により大きさが変わる。
フーチングとは、布基礎の底版部。建物の上からの荷重をフーチングで分散し、地盤の支持力を増すために幅を広くした部分。
吹き付けタイルとは、複層仕上塗材。外壁仕上用の厚塗りの吹付材で、主に合成樹脂などの結合材とけい砂・寒水石・軽量骨材などが主原料です。3層で厚さ1~5mm程度の凹凸模様などに仕上げるもので、汚れにくく、水洗いができ、防水性を高めたものに弾性タイルが使用される。
複層ガラスとは、2枚の板ガラスの間に乾燥空気を入れて密閉し組み立てられたガラス。断熱性・遮音性に優れ、結露防止にも対応している。
襖とは、和室に用いられる建具で、、木で骨組みを行い両面に襖紙を張った戸。片側が廊下や洋室の場合は建具の厚みを厚くして戸襖(とぶすま)として対応することが一般的です。
伏図とは、上から見下ろした意味で、一般的には構造図で多く使われています。基礎伏図・床伏図・小屋伏図など。
不動産取得税とは、不動産の取得に際して1回だけ課せられた税金。土地と建物それぞれにかかる。
不同沈下とは、建物の基礎の沈下が一様でなく、建物に亀裂が入ったり、傾いたりすること。
踏板とは、階段の踏面(ふみづら)の板。
フラッシュ戸とは、骨組みに合板などを張って、表面を平らに仕上げたドア。また、単に、表面に凹凸ない戸をフラッシュ戸と呼ぶ場合もあります。
フレキシブルダクトとは、曲げ施工がある程度自由にできるダクトで、材質はアルミ・鉄・樹脂・グラスウールなど、さまざまな材質のものが有ります。
分電盤とは、外部に設けられている電気配線(本線)から、配電されてきた電気を住宅内に分岐するための機器のことです。住宅用分電盤は、樹脂などの箱形をした形状で、中には、電気を配電するたくさんの分岐回路のほか、漏電が発生すると、自動的に電気を遮断する漏電遮断機や、電気の契約容量や電線の許容電流を超えた電気が流れたときに作動する配線用遮断機がおさまっています。最近では、家庭内で使用する家電製品が増えるとともに、パソコンや床暖房など大量の電気を使用するものが普及してきたことにともない、必要な回路数は増加する傾向にあります。
分筆とは、登記簿において、一筆になっていた土地をいくつかに分割すること。
プラスター塗りとは、天井や壁の塗り仕上げに用いられる材料。プラスターは、「石膏プラスター」、「ドロマイトプラスター」などに分けられます。
プラスターボードとは、石膏を芯材として、その両面と側面をボード用紙で被覆したボード。耐火、防火、遮音、断熱性能があり、室内の仕上の下地材として使用される。水廻りには耐水プラスターボード、準耐火建築物には強化プラスターボードが用いられる。石膏ボードとも呼ばれている。
プラ束とは、1階の床組みで、大引きを受ける床束の一種で、合成樹脂でできた既製品。また 鋼製束もあります。
プレナーとは、木材表面の凹凸を削って仕上げるための電動工具。その電動工具を使って仕上げることをプレナー仕上げと言う。木材の素地仕上げの場合によく行なわれる仕上。
プレカットとは、大工さんが図面をもとに柱や梁に墨付けをし、木材の仕口や継手を手加工で行なっていた部分を、コンピューター制御による最新の機械で全て行い、手加工によって生じやすい品質のバラツキをなくし、現場の省力化、工期短縮を計る工場生産システム。
プロペラファンとは、プロペラ状の羽を回転させて空気を吸い込み、排気する換気扇で、壁に設置した換気扇が代表的です。外部の風圧の影響を受けやすい。
壁面後退とは、隣地境界線や道路境界線から建物の外壁面を、ある距離まで後退させること。
壁量とは、床面積に対しての耐力壁の長さ。
偏心率とは、建物の重心と剛心のずれの割合。ずれが大きくなると、地震時などに、建物を回転させる力が大きくなり、耐震性能が悪くなる。
変動金利とは、短期プライムレートや長期プライムレートなどの銀行間の取引の基準となる金利水準に連動して、随時変動していく金利。ある時点では、固定金利より変動金利の方が低めに設定されているが、変動金利は、金利政策や国際金融情勢などにより短期間に大きく変わる可能性がある。
べた基礎とは、建物の底面全体に鉄筋コンクリートの床版を設けた基礎。軟弱地盤や地下水位の高い場合に採用される基礎工法。
別途工事とは、水道、ガス、電気などの屋外工事、冷暖房工事、外構、門や塀など、家屋本体の建物以外で必要な工事。
ベンチマークとは、敷地や建物の高さの基準点。工事中でも撤去しないで動かないものを基準レベル高さとして用いられる。(道路のマンフォールなど。)
ベントキャップとは、外壁に設ける給気・排気の開口部に取り付ける部材で、形状は丸型のガラリ形式で、材質はアルミ、ステンレス、樹脂などがあります。
方杖とは、柱と横架材の取合部に斜めに入れる部材。木造軸組み工法で、ビルトインガレージなど、耐震壁がバランスよく取れない場合に用いることがある。
ホールダウン金物とは、木造で建物が水平力を受けた場合に、耐力壁にかかる引抜き力に対抗するために、1階では基礎又は土台と柱、2階・3階では上下階の柱と柱 又は柱と梁に取り付ける、耐震性を確保する重要な金物。
補強金物とは、木造の継手や仕口部で接合部の補強や材の脱落防止のために用いられる金物。
ホルムアルデヒドとは、無色の刺激臭のある化学物質で、その水溶液はホルマリンとして知られています。建築材料の合板や仕上材、接着剤に使用され、建築基準法で規制対象化学物質に指定され、内装の仕上げに制限されている。
本畳とは、畳床が天然素材の稲わらでつくったもの。湿気の吸放湿に優れ丈夫です。
ボウウインドウーとは、弓形をした出窓サッシ。4面タイプ5面タイプの2種類があります。
防音ガラスとは、2枚以上のガラスで防音特殊中間膜を挟みこんだ合わせガラスで、騒音によって起こる振動を熱に置き換え、音の波を消滅させる原理を用いたガラス。
防火構造とは、延焼防止のために、床、壁、天井の防火性能を建築基準法で定めたもの。
防火地域とは、市街地で火災の延焼を防ぐために都市計画法で、準防火地域より規制が厳しい地域。人が集中する商業系の用途地域や主要駅周辺、密集市街地などが指定されている。建築基準法では、一定規模以上の建物は耐火建築物又は準耐火建築物にすることや、屋根の構造や延焼のおそれのある外壁の開口部などに対して、規制が定められている。
防蟻処理とは、白蟻に木材部を食べられないように対応するための処置。耐蟻性のある木材の使用やホウ酸、薬剤処理など。
防水コンセントとは、水が浸入しないようにしてあるコンセントで、外部に用いられる。
防犯ガラスとは、2枚の板ガラスの間に、厚さ0.76mm以上の柔軟で強靱な中間膜をはさみ、加熱・圧着したガラスです。突き破るのに時間がかかるため、防犯性に特に優れています。また防音効果や割れても破片が飛び散らない安全性や紫外線を99%カットする効果もあります。
ボーリング調査とは、掘削機などを用いて、地盤の強度・地質を調査する事。スェーデン式サウンディングより地盤調査の信頼性が高く、規模の大きい建物に多く採用されている。住宅でも、鉄骨造や擁壁を設ける場合などで採用する場合がある。
ボルトとは、羽子板金物やその他の金物を取付けるために使われる金物。