リノベーション・リフォームにまつわる様々な専門用語を、あいうえお順に解説。
ご購入時の知識としてお役立てください。

耐火建築物(たいかけんちくぶつ)

耐火建築物とは、建築基準法で定められた耐火性能がある建築物。木造は耐火建築物として扱うことはできません。(防火地域での木造建築物は、小さい建物しか建てられません。) 尚、耐火建築物として扱われる構造は、鉄筋コンクリート造 又は耐火被覆を行なった鉄骨造などで、建築基準法で定められている耐火性能をクリアーした建築物です。

耐火被覆(たいかひふく)

耐火被覆とは、鉄骨造の骨組みを熱から守るために、耐火・断熱性の高い材料で鉄骨を被覆すること。建築基準法上、鉄骨造は一定の耐火被覆を行なうことで耐火建築物とみなされる。

太鼓襖(たいこぶすま

太鼓襖とは、襖の縁を設けない襖で、坊主襖(ぼうずぶすま)とも言う。

耐震(たいしん)

耐震とは地震の揺れに対し建物の崩壊を防ぐために、建物の骨組みなどを強化することです。

耐震診断(たいしんしんだん)

耐震診断とは、既存建物の耐震性の判定を行うこと。

耐震性能(たいしんせいのう)

耐震性能とは、地震に対して建物が耐えられるかの安全性の度合。

耐水石膏ボード(たいすいせっこうボード)

耐水石膏ボードとは、耐水プラスターボード 若しくは、シージング石膏ボードとも呼ばれ、防水処理を施した石膏ボードのことで、洗面脱衣室などの多湿箇所の壁・天井下地として用いられる。

耐力(たいりょく)

耐力とは、骨組みや構造部材が外力に対して、破壊せずに耐えられる力。

耐力壁(たいりょくかべ)

耐力壁とは、地震、風圧による水平力や建物の自重、積載荷重、などの鉛直力に抵抗するための壁。木造の場合は、耐力壁の強さを壁倍率(かべばいりつ)で表しています。

畳(たたみ)

畳とは、畳床(たたみとこ)・畳表(たたみおもて)・畳縁(たたみへり)からなる、和室の床に使用する床材。

畳寄せ(たたみよせ)

畳寄せとは、和室の壁と畳の取り合い部に用いる部材。

建て方(たてかた)

建て方とは、木造や鉄骨造などで、現場で主要な構造材を組み立てること。一般的には棟上げまでの作業を指す。

たてすべり出し窓(たてすべりだしまど)

たてすべり出し窓とは、窓の軸がスライドし、左右どちらか一方に回転するように開閉する窓。窓の縦方向の片側を軸とします。

谷樋(たにどい)

谷樋とは、屋根の谷に設ける樋。

垂木(たるき)

垂木とは、屋根の野地板を張るためにその直下にある部材で、軒桁、母屋、棟木の上に、屋根勾配なりに設置される。断面寸法は、その屋根の葺く材料の重さや軒の出の寸の法によって決められる。

垂れ壁(たれかべ)

垂れ壁とは、天井から降り下がった壁。

単板ガラス(たんいたガラス)

単板ガラスとは、1枚のガラスで構成されたガラス。

単相(たんそう)

単相とは、電気供給方式の一種で、単相には2線式と3線式があり、2線式は100V、3線式は100Vと200Vの電気器具が使用できます。最近はエアコンや電気温水器、IHクッキングヒーターなどの200V器具に対応し、家庭用では単相3線式が一般的です。

ダイヤフラム

ダイヤフラムとは、鉄骨造の柱と梁の接合部の応力伝達をおぎない、仕口の剛性を高めるために設ける鋼板。

ダイライト

ダイライトとは、大建工業の構造面材の商品名で、火山性ガラス質複層板と言う。火山性ガラス質堆積物質と鉱物繊維からつくられた構造用面材で、難燃性で、かつ木質ボード並みに軽量で施工性がよく変形も少ない。耐力壁として使われている。

ダウンライト

ダウンライトとは、天井に埋め込まれた照明器具。ダウンライトを設ける場合は、後付け対応はコストがかかるので、本体工事に含むことをお勧めいたします。

断熱材(だんねつざい)

断熱材とは、熱の伝わりを防ぐために用いられる材料。無機繊維系(グラスウール・ロックウール)、発砲プラスチック系(フォームポリスチレンなど)、木質繊維系(セルロースファイバーなど)に大別される。

断熱ドア(だんねつドア)

断熱ドアとは、次世代省エネ基準 若しくは、新省エネ基準の開口部の断熱性能基準に適合したドア。

段鼻タイル(だんばなタイル)

段鼻タイルとは、階段タイルともいい、階段先端の踏面に使われる専用タイル。滑り防止のため、筋状の凹凸溝がつけられているものもあります。

地業(ちぎょう)

地業とは、基礎を支えるための、それより下に割栗石、砕石、杭などを設けた部分のこと。また、掘削が終わった後に、根切り底の地盤を固めるための割栗石、目潰し砂利、砕石などを敷き、ランマーなどで突き固め、捨てコンクリートを打つまでの工程の作業のこと。突き固めを行なう際の、砂、砂利、割栗石などの材料の種類により、砂地業、砂利地業、割栗地業と言います。

地積(ちせき)

地積とは、土地の面積のこと。登記簿上の土地の面積と実際に測量したときの土地の面積が違うこともありますので注意が必要です。

地耐力(ちたいりょく)

地耐力とは、地盤の建物を支持可能な耐力。地盤の強さを表す。

地番(ちばん)

地番とは、土地につけられた番号のこと。登記簿上の地番と住居表示は一致しません。

地目(ちもく)

地目とは、その土地がどのように利用されているかを表したもの。田、畑、宅地、山林など21種類に分類されています。

鋳鉄(ちゅうてつ)

鋳鉄とは、鉄と炭素の合金のうち、炭素含有量が1.7%以上のもの。圧延は出来ないが鋳造性に富み、複雑な形状も容易につくることができる。

通気管(つうきかん)

通気管とは、重力式排水方式の排水設備において排水によって引き起こされる排水管内の気圧変動をなくし、排水を円滑に行わせるために必要とする配管。

束(つか)

束とは、木造住宅などで母屋や大引を支える部材。小屋束、床束など。

束石ブロック(つかいしブロック)

束石ブロックとは、床束を受けるための部材。コンクリート製の既製品(150mm角×高さ120mm )

突板(つきいた)

突板とは、天然木を薄くスライスしたもので、厚さによって、薄突き(0.18mm~0.40mm)と厚突き(0.50mm~1.00mm)に分類される。

継手(つぎて)

継手とは、2つの部材を材軸方向に接合するときの継ぎ方。

付鴨居(つけがもい)

付鴨居とは、和室の開口部以外の壁(高さ位置は鴨居と同じ高さ)に設ける鴨居。

付け柱(つけばしら)

付け柱とは、大壁下地などの上に、構造的には関係なく取り付ける化粧材の柱(造作柱)。

土壁(つちかべ)

土壁とは、土を用いて作られた壁で、使う土により土壁の名称があります。

つなぎ融資(つなぎゆうし)

つなぎ融資とは、工事代金の支払が融資実行時期よりも前の場合、融資を受けるまでの間に受ける別の融資。つなぎ融資にも、当然、金利や手数料がかかります。

定尺(ていしゃく)

定尺とは、材料などの各部材の定められた基準寸法。柱の場合、定尺は3m、6m、母屋や土台の場合4m、梁や桁では、4m、5m、6mなど。建物の階高、木材の継手の位置や種類を検討する際には、定尺材を有効に使うことでコストダウンにつながります。

定着(ていちゃく)

定着とは、鉄筋やアンカーボルトが引き抜けないように、コンクリートに固定すること。

抵当権(ていとうけん)

抵当権とは、お金を貸した側が、貸したお金の担保に出された物件を、返済が不能になった際に自分が確保できる権利のこと。

定量止水栓(ていりょうしすいせん)

定量止水栓とは、浴槽の湯張りに使われ、水栓に流量制御弁が設置されている。設定した流量が流れると自動的に止水される。

テストピース

テストピースとは、コンクリートの強度を確認するために、コンクリート打設の際に現場でミキサー車よりコンクリートを採取し作成する試験体。

鉄筋コンクリート構造(てっきんコンクリートこうぞう)

鉄筋コンクリート構造とは、鉄筋を組み、コンクリートを流し込み構造体をつくる構造。工法にはラーメン工法と壁式工法があります。

鉄骨造(てっこつぞう)

鉄骨造とは、主要構造部に鉄骨を用いた構造。工法にはラーメン工法とブレース(ピン)工法があります。鉄筋コンクリート構造に比べ軽量で粘り強い構造のため、高層建築やスパンの大きい建物に適している。

手間(てま)

手間とは、手間賃・手間代などのように使われ、工賃をあらわす。

テラコッタ

テラコッタとは、粘土を焼成したもので、一般的に、低温で焼成された素焼きのものを指す。

天然木化粧合板(てんねんもくけしょうごうばん)

天然木化粧合板とは、天然の木を薄くスライスして合板に貼ったもの。銘木化粧合板とも言う。

天端(てんば)

天端とは、部材などの上面のこと。上端(じょうたん)とも言う。

天袋(てんぶくろ)

天袋とは、天井に接して設けられた戸棚。押入れの上部などに用いられる。

ディンプルキー

ディンプルキーとは、シリンダー錠のひとつで、ドリルでの破壊にも強く、(財)全国防犯協会連合会が認定・推奨する防犯シリンダーです。鍵は、従来のような鍵山がなく、表面に多数の小さなくぼみ(ディンプル)がついていて、配列組み合わせが多く複製が困難です。

出隅(ですみ)

出隅とは、壁などの2つの面が出合ってできる外側の角。反対に入り合ってできる角を入隅と言う。

電気温水器(でんきおんすいき)

電気温水器とは、夜間の割安な電気を利用して貯湯タンクにお湯を貯める設備。床暖房や浴室乾燥に利用できる機種もあります。貯湯タンクの設置スペースが必要です。

電波障害(でんぱしょうがい)

電波障害とは、高い建物や雑音電波によって、テレビの映りが悪くなること。

樋(とい)

樋とは、軒先に設けるものを軒樋、軒樋の雨水をまとめて縦に流す樋を竪樋。また、樋が見えないように屋根面に設けた溝に取り付けるものを内樋、若しくは 隠し樋と言う。

登記(とうき)

登記とは、権利を取得したり、権利者が変わったりしたことを不動産登記簿に記載すること。

登記簿(とうきぼ)

登記簿とは、土地や建物の所在、面積、所有者の住所、氏名などを記載した公の帳簿。表題部、甲区、乙区に別れており、表題部には不動産の表示に関する登記が、甲区と乙区にはその不動産についての権利に関する内容が記載される。

通柱(とうしばしら)

通柱とは、木造の建物で、1階から2階まで 若しくは 2階から3階までの1本で通した柱。

登録免許税(とうろくめんきょぜい)

登録免許税とは、所有権移転登記や保存登記、抵当権設定登記の際などに課せられる税金。

床板(とこいた)

床板とは、床の間の床に用いる地板。

床框(とこがまち)

床框とは、床の間の床高さを座敷より上げる場合に、前面に設ける水平化粧部材。

床の間(とこのま)

床の間とは、和室に設ける飾りスペース。

床柱(とこばしら)

床柱とは、床の間に設ける化粧柱。

床脇(とこわき)

床脇とは、床の間の横につくられるスペース。一般的には、違い棚、地袋、天袋、地板などで構成されるスペースを指す。

都市計画区域(としけいかくくいき)

都市計画区域とは、自然環境や人口、土地利用状況などの条件を考えながら、都市として総合的に整備や開発、保全していく区域。

都市計画税(としけいかくぜい)

都市計画税とは、市街化区域内の不動産所有者が支払う税金。道路、公園、下水道の建設、整備などにあてるのが目的で、固定資産税と合わせて納める。

都市計画法(としけいかくほう)

都市計画法とは、都市の乱開発を防ぎ、健康で文化的な生活ができるよう、計画的な市街地開発、施設整備などについて定められた法律。

戸襖(とぶすま)

戸襖とは、和室と洋室の取合に設ける襖戸。下地材に合板などを使い戸の厚み(見込み)が一般の襖戸より厚い。

留(とめ)

留とは、小口を見せないで、45度に組む仕口。建具や開口部枠・額縁の角で、縦材と横材の納め方の方法。

トラップ

トラップとは、水廻りの排水配管の一部に水をためて、臭気の逆流を防ぐ装置。

トルエン

トルエンとは、無色で芳香を持ち、常温では可燃性の液体。揮発性が高く、内装剤の施工用接着剤や塗料、家具の接着剤などから室内に放散します。人が臭いを感じるのは0.48ppmあたりからといわれています。高濃度では喉や目に刺激があり、長期に浴びた場合は、頭痛、疲労、脱力感などの神経症状や不整脈を起こすことがあります。

ドアクローザー

ドアクローザーとは、ドアチェックとも言い、開き戸の上部に取り付ける装置で、開いたドア(扉)をゆっくり自動的に閉める装置です。ストッパー機能の付いたものもあり、また、閉める速度を調整することもできます。

ドアチェーン

ドアチェーンとは、玄関ドアにつける短い鎖のこと。鍵を開けた後、ドアチェーンをつけたままドアを細めに開け、来客が誰かを確かめてから外せばいいので、防犯に役立ちます。

胴差し(どうさし)

胴差しとは、木造で2階以上の床の位置で床梁を受け、上階の管柱を受ける横架材。

同時給排気型レンジフード(どうじきゅうはいきがたレンジフード)

同時給排気型レンジフードとは、排気と同時に給気される仕組みになっている換気扇で、排気による室内の過度の負圧化を防ぐ効果がある。高気密住宅に適しています。

同軸ケーブル(どうじくケーブル)

同軸ケーブルとは、内部導体と外部導体が同軸上に配置されたケーブル。テレビなど映像音響の高周波通信用に使用される。

動線計画(どうせんけいかく)

動線計画とは、室内や部屋相互における人、物の動きを分析し使いやすく計画すること。

胴縁(どうぶち)

胴縁とは、壁の下地部材。壁材を貼る方向によって縦胴縁と横胴縁とがあります。外壁の通気層を設けるために施工される胴縁を通気胴縁と言います。

道路斜線(どうろしゃせん)

道路斜線とは、道路の幅によって建物の高さを制限する規制。

独立基礎(どくりつきそ)

独立基礎とは、柱の位置に単独で設けられた基礎。

土台(どだい)

土台とは、木造の最下部で、柱からの荷重を基礎に伝える横架材。断面寸法は管柱と同寸か一回り大きなものが用いられる。

土間コンクリート(どまコンクリート)

土間コンクリートとは、平面的に打ち込むコンクリート。玄関・勝手口の床や外部のカーポートや犬走りなどに用いられます。

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